

言うまでもなく後家とは夫に死別し再婚しないで暮らしている女性のことであり、寡婦や未亡人と同義である。
ゴロシとは交際のいろんな場面で手練手管を使って相手を骨抜きにして自分の意のままにすることをいう。
その歴史の古い町に代々続く一軒の旧家があり、その当主が冨美子であった。夫を早く失い女手一つで由緒ある家を守ってきた。
後家という者はいつの世でも世間から好奇の目で見られ陰口を言われやすい存在であるから、これまで気を張って身を堅く律してきた。
旧家を守っていくには、いろいろな苦労も多い。行政や政治家との付き合いも欠かせない。
鬼木と出会ったのも陳情のために某事務所を訪れたのがきっかけである。鬼木はその事務所で顧問として陳情の処理も引き受けていた。
冨美子は陳情の案件の相談に乗ってもらっているうちに彼と深い仲になった。
鬼木は一回り以上も歳が上だったから、最初冨美子は彼に対して異性の意識はなかった。
ただ、彼とは気が合いすぐに親しみを込めてお父さん、お父さん・・と呼んで気を許したことは事実である。
しかし当の鬼木は最初からそうなることを狙っていたらしい。まもなく事務所主宰の選挙パーティのあと酔った冨美子を旅館に連れ込んで力で膝下に組み敷いたのだ。
彼は知る人ぞ知る女蕩らし、後家ゴロシだったのだ。冨美子も生身の女である。一たび忘れかけていた女の歓びに目覚めると溺れるのは早かった。
今では周囲の反対も押し切って彼のもとに頻繁に通う。今日も茶器の展示販売会に来て、彼に贈る器の品定めだった。

そこはホウキ大山が遠くに望める町とだけ書いておこう。高級キャバレーの客席である。その一角でなにやらヒソヒソ話に余念のない二人の男がいた。

ホステスの女達は一時的に追い払われていた。
「さすが鬼木さん、あの後家さん、今じゃあんたにぞっこんだそうですな」
隣で下卑な笑いを浮かべてそう言った男は不動産ブローカーの鈴木だった。
「いやいやァー、ワハハハ、それより社長、今日は何ぞ儲け話でも持ってきてくれましたのか」
「鬼木さん、さすが察しが早い、あの後家さんの所有する駅前の雑居ビルの地上げを計画しています、そこで・・」
「そこで後家さんにうんと言わせてくれ、そういうことか」
「そ、そうなんです、いままで何度もアタックしたがことごとくはねつけられているんですよ、鬼木さんの力でなんとか・・、成功した暁には・・イヒヒ充分お礼をさせてもらいます」
キャバレーの店内の舞台では半裸の女性達による太鼓の演奏がにぎやかに続いている。
D画 ←
「ああいう若い女もいいが、熟女の後家さんもいいでしょうな、鬼木さん、イッヒッヒッ」
「まあーな、アハハ」
「アレがご無沙汰だったところへ鬼木さんが現れた、喜んだでしょうな」
「女はアレの味を一度知ったら忘れられんからな、30させ頃とか何とか言うやろ」
「30させ頃、40し頃、50ござむしりですか、 40から盛んになるんですな、ゴザをむしってしまうほどイイんですな、後家さん、なんて言いましたかな、冨美子さんでしたね、40代後半じゃなかったですか」
「そうそう、それや、そのとおりや、最初は堅かったけどな、今じゃあそれはもう・・アハハ」
「へええ、そんなにすごいですかァ、鬼木さんお得意の隠しハメ撮り見せてくださいよ」
「やって見よか、バレんようにするのが意外と難しいで、これがアハハ」

ホステスの女達は一時的に追い払われていた。
「さすが鬼木さん、あの後家さん、今じゃあんたにぞっこんだそうですな」
隣で下卑な笑いを浮かべてそう言った男は不動産ブローカーの鈴木だった。
「いやいやァー、ワハハハ、それより社長、今日は何ぞ儲け話でも持ってきてくれましたのか」
「鬼木さん、さすが察しが早い、あの後家さんの所有する駅前の雑居ビルの地上げを計画しています、そこで・・」
「そこで後家さんにうんと言わせてくれ、そういうことか」
「そ、そうなんです、いままで何度もアタックしたがことごとくはねつけられているんですよ、鬼木さんの力でなんとか・・、成功した暁には・・イヒヒ充分お礼をさせてもらいます」
キャバレーの店内の舞台では半裸の女性達による太鼓の演奏がにぎやかに続いている。
D画 ←
「ああいう若い女もいいが、熟女の後家さんもいいでしょうな、鬼木さん、イッヒッヒッ」
「まあーな、アハハ」
「アレがご無沙汰だったところへ鬼木さんが現れた、喜んだでしょうな」
「女はアレの味を一度知ったら忘れられんからな、30させ頃とか何とか言うやろ」
「30させ頃、40し頃、50ござむしりですか、 40から盛んになるんですな、ゴザをむしってしまうほどイイんですな、後家さん、なんて言いましたかな、冨美子さんでしたね、40代後半じゃなかったですか」
「そうそう、それや、そのとおりや、最初は堅かったけどな、今じゃあそれはもう・・アハハ」
「へええ、そんなにすごいですかァ、鬼木さんお得意の隠しハメ撮り見せてくださいよ」
「やって見よか、バレんようにするのが意外と難しいで、これがアハハ」
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